モニタリングの結果、逸脱が判明したときは適切に是正措置が取られなければなりません。
予め想定される逸脱状況について対応方法を定めておく必要があります。
工程 | 防止に向けた措置 | 是正措置 |
---|---|---|
原材料(仕入) | 納品書の確認、外観の目視確認 など | 返品・交換、廃棄する など |
↓ | ||
保管 | 保管温度・期間の管理、 温度センサーの定期的な校正 など | 温度の修正、変敗品は廃棄する など |
↓ | ||
仕込み・調理 | 加熱殺菌、肉汁外観の確認 | 加熱時間延長、または〇〇の場合は廃棄する など |
再加熱 | SSOPの遵守 | 従業員の再教育 |
↓ | ||
提供 | SSOPの遵守 | 従業員の再教育 |
つづく
【是正措置】是正措置は大きく2つあります。基準を逸脱したことが判明したとき、直ぐに目前の非安全製品に対応して確実に危害を防止しようとするのが「応急対応」です。ステップ⑥の是正措置では主にその内容を記載しています。
しかし、そのままではまた同じ逸脱が発生するリスクが残ります。そこで、同じ失敗を繰り返さないための、いわゆる再発防止を目的とした「恒久対応」が必要です。恒久対応には逸脱した原因を追究する必要があります。また、設備投資が必要となることもあり、すぐに決定できないことも多いと思います。そのような場合は、仮説や計画を立てて、期日を決めてフィードバックする仕組みが必要です。
コメントを残す