強迫(変換注意!「脅迫」にならないように)、詐欺、錯誤、心裡留保、虚偽の、有効/無効、取消可否の関係について私には覚えにくかったことを覚えています。でも、こんな感じで覚え方を覚えたら、覚えやすくなったことを覚えています。皆様もよろしかったら、召し上がれ。
動機の罪深さによる分類
これ、僕が勉強した時に書いてある教科書とか動画などが見当たりませんでしたけど、この考え方は重要だと思います。いわずもがなかな?
動機 | 罪深さ |
---|---|
1.強迫 | これは力づくの被害にあったものですから動機としては許してあげたくなるほど罪はないです。やられちゃった。むしろ被害者。 |
2.詐欺 (された) | 「1.強迫」ほどではないですが被害をうけたわけですから、許してあげたくなります。だまされちゃった。 |
3.錯誤 | 多少の罪はありますけど、勘違いによるものなので、比較的罪は軽いです。間違えちゃった。 |
4.心裡留保 | 知りながらやるのだから罪深い。申し訳ありませんでした。 |
5.虚偽 | 計画的なので罪は重い。大変申し訳ありませんでした。 |
というわけで、あくまでも私の主観によりますが、1→5の順に罪が深くなっていくイメージをつかめるでしょうか。
そうすると、取消可否などが分かりやすくなると思います。
動機 | 表意者とその相手 | 第三者に対して | 条文 |
---|---|---|---|
1.強迫 | 取消できる (問答無用) | 取消できる (問答無用) | 九十六 |
2.詐欺 | (表意者への詐欺の場合)取消できる (相手への意思表示に第三者が詐欺をした場合)相手が知り、又は知ることができたときは取消できる | 善意かつ無過失には対抗できない | 九十六2,3 |
3.錯誤 | 間違い(言い・書き)が表示されていた→取消できる 相手が知り、又は重過失で知らなかった、同一錯誤→取消できる 表意者の重過失→取消できない | 善意かつ無過失には対抗できない | 九十五 1,2,3,4 |
4.心裡留保 | 真意でないことを知らなかった →有効 (相手を保護してあげる) 知り、知ることができた →無効 (保護する必要ない) | 善意第三者には対抗できない 過失があっても知らなかったら取消できない | 九十三 1,2 |
5.虚偽 | 常に無効 (虚構だから) | 善意第三者には対抗できない | 九十四 |
頑張ってください。 フレーフレー!
コメントを残す